筆などを洗った水の処理の仕方

短期保存

ホルベイン工業株式会社は、下水道が完備している場合は流しても大丈夫なこと、完備されていない場所では1日放置した後に上澄みを流し、底に溜まった絵具は日干しにして固まったらゴミとして捨てる手法を提案しています。※1

洗面台で筆を洗っていると気が付くのですが、アクリル絵の具は洗面台などの陶器にも色が付着します。洗面台の表面に付着しているならばメラミンスポンジなどで簡単に落とすことができますが、水道管の中などはそういう訳にもいきません。

そのため、気になる方はしばらく廃液を平らな場所で放置しておき、底に絵具が溜まったら上の水を流して溜まった絵の具はティッシュや紙、ウエスなどで拭き取るようにします。汚れた紙や布は自治体の指定に合わせてゴミとして捨てます。

また、アクリル絵の具は乾燥後水に溶けないため、乾いた絵の具や乾きかけた絵の具をそのまま流すと詰まる可能性があります。排水溝に網などを置いておき、そこでキャッチするようにします。

廃液処理剤を使う

「いろみず・ポイ(リキテックス)」や「固めるエコロイル アクア(アルテージュ:油絵の具用もあるので注意。水彩、アクリル絵の具用の「アクア」のついたものを使います。)」は、廃液を固めてゴミとして出すことができます。

参考元
※1 ホルベイン工業株式会社 「色材の解剖学㊳ 絵具の廃液、チューブなどの処理 水性絵具の洗浄廃液の処理」
http://www.holbein-works.co.jp/static/publicrelations/anatomy/mado38.pdf
最新アクセス日:2017年5月11日
ページの一番上に戻る