ローラーを上手に使う方法
ローラーとは
広い面にマットに絵の具を塗りたいときやかすれを出したい場合はローラーが向いています。
ローラーの幅は一般に使われているサイズで、小さいものは2、3cmのものから18~20cmなど、様々です。メーカーによって表面のキメの細かさも異なるため、自分の表現に合ったサイズや質のものを選びます。
ペーパーパレットや塗装用の受け皿に、絵の具を薄めすぎない程度に溶かし、ローラーをコロコロ回して絵の具を吸わせます。(ローラーはあらかじめ一回水につけた後水気を切っておくと絵の具の吸収率が良くなります)
一部に絵の具が偏らないように画面に何回かローラーを回してつけると、刷毛の様な筆跡が残ることなく均一にマットに塗ることができます。
伸びが悪いようなら絵の具に水を足しますが、足しすぎると滲みやムラができてしまうので程々が良いです。逆に薄い絵の具で水彩風に均一に塗りたい場合はスポンジブラシが向いています。
絵具に水をあまり加えないとかすれたテクスチャを作ることができます。その場合は絵具に直接ローラーをつけると一部だけ濃くついてしまいますので、筆で絵の具を取り、ローラーへ塗って移します。
使い終わったら必ずすぐに水で洗います。優しくモミ洗いしてスポンジ内の絵の具を必ず取り除くようにします。
ローラー幅が3cm~18cmほどのものまであり、メーカーによって表面のキメの細かさも異なるため、自分の表現に合ったサイズや質のものを選びます。
詳しいローラーの用法については「ローラーで伸ばす」でも説明しています。