ぼかしの表現で使えるスポンジ・ティッシュ

目次
  1. スポンジ・ティッシュ
    1. 合成スポンジ
    2. 天然スポンジ(天然海綿)
    3. ティッシュ

スポンジ・ティッシュ

ぼかし技法を行うときやマチエールを作るときに、役に立つのがスポンジ類の補助用品です。

アクリル絵の具を付けたまま放置してしまうと乾いた絵の具がそのまま固まりスポンジの目をつぶしてしまいますので、使ったスポンジは必ずすぐに洗うようにします。


合成スポンジ

身近なものでは台所用のスポンジや化粧品用のパフ、ほかにはスポンジブラシというスポンジに柄がついた画材があります。

こちらは水を多く含むことを生かし刷毛の代わりとして広い面に水を引くのに利用することや、薄い絵の具で筆跡のない面を作りたいときに使用することができます。


天然スポンジ(天然海綿)

主に画材屋さんで売られています。

こちらは水を多く含むことを生かし刷毛の代わりとして広い面に水を引くのに利用することや、薄い絵の具で筆跡のない面を作りたいときに使用することができます。

一見すると台所用スポンジのように見えますが、海に生息する多細胞動物の海綿を乾燥させたものです。そのため販売されている天然スポンジは形が全て異なります。合成スポンジが開発される前はこの海綿が「スポンジ」でした。

目が細かくぼかしやすく、吸水性も良いので水彩風などに向きます。水気の少ない絵の具を付けてポンポンと画面に叩くとまた違ったテクスチャーを作ることが可能です。


ティッシュ

ティッシュは意外と汎用性が高いです。

乾いた状態で少量の絵の具を付けて画面に叩けばティッシュの目が綺麗にでますし、水彩風に描いていて絵の具を置きすぎたときに吸い取って調整するのにも役立ちます。

手軽に試せて、作品の幅も広がります。


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