リキテックス

目次
  1. リキテックスとは?
  2. レギュラー(全107色)
  3. ソフト(全101色)
  4. リキテックス プライム(全80色)
  5. リキテックス マーカー(全50色)
  6. ガッシュ・アクリリック(全74色)
  7. リキテックススプレー(全50色)
  8. ジェルパール(全18色)
  9. リキッド(全30色)
  10. ベーシックス

リキテックスとは?

発祥は1955年、アメリカのパーマネントピグメンツ(Permanent Pigments)社のヘンリー・レビソン氏が開発し、歴史上初めて商品化された水性エマルション型アクリル絵の具「Liquitex」です。

名前の由来は「liquid=液体の」と「texture=手触り」からきています。1960年代から日本に輸入されており、現在は日本販売のために1969年に設立されたバニーコーポレーションと、2002年にイギリス・ロンドンに本社を置くコルアート社との合弁で設立した会社、バニーコルアート株式会社が日本で販売しています。販売歴も長く、安定したクオリティの商品、透明アクリル絵の具の艶や透明感が人気です。

レギュラー(全107色)

リキテックスの中でスタンダードな透明~不透明のアクリル絵の具です。ソフトよりも固いので、筆跡を残したい、厚塗りしたい、油彩風にしたい、下のテクスチャを生かしたい、濃い目の濃度で調整したい場合におすすめです。グレー系を中心にソフトにない色もあります。


ソフト(全101色)

リキテックスの中でスタンダードな透明~不透明のアクリル絵の具です。レギュラーよりも柔らかく、水で薄めずに使用可能ですが、個人的には少し水を加えた方がより描きやすいです。

ムラにしたくない平塗りや、水やメディウムに薄めて描く水彩風、水やペインティングメディウムを加えてのエアブラシの使用などに向いています。

またポーリングメディウムにはこのソフトタイプや後述のリキッドタイプだとムラにならずに混ざりやすいです。硬い絵の具だと溶く手間がどうしてもかかるので、時間短縮したい人にもおすすめです。蛍光色系を中心にレギュラーにない色もあります。

リキテックス プライム(全80色)

リキテックスの上位にあたる絵の具で、上位だけあってお値段が多少張ります。

80色中68色が単一顔料で作られています。(レギュラーは107色中51色が単一顔料)絵の具に使われている樹脂を透明度の高いものにすることで、塗れ色と乾き色の違いを軽減しています。

チューブに実際の塗り見本がそのまま張り付けてあり、よくある「パッケージにプリントされている色と実際塗った色が違う」という問題もありません。

ガッシュ・アクリリック(全74色)

全て不透明のアクリル絵の具で、前述で説明してきたリキテックスの絵具と違い重ね塗りをしても下の色が透けず艶がないマットな質感に仕上がるのが特徴です。

ポスター調やデザイン画に向いています。前述の透明~不透明アクリル絵の具との違いについては「アクリル絵具とアクリルガッシュの違い」で詳しく説明しています。

リキテックス マーカー(全50色)

その名の通りアクリル絵の具のマーカーです。色数が豊富で、アクリル絵の具のため乾くと耐水性になります。

ポップアートやコミックイラストの主線を別画材で描くと主線だけ浮いてしまうことや、面相筆で描くと手の震えでガタついてしまうことがあるので、そんな時こちらを検討してみてもいいかもしれません。布に細かい模様を描きたいときに利用している人も多いです。より細い線画を描きたい場合は後述のリキッドにつけペンなどを試してもいいかもしれません。

リキテックススプレー(全50色)

ガラスやプラスチック、金属など、様々なものに吹き付けできるスプレーです。他のリキテックスと併用ができます。乾くと耐水性になり透明~半透明ではなくマットな質感になります。

ジェルパール(全18色)

携帯電話のコラボレーションからできたパールの色です。

リキッド(全30色)

液状のアクリル絵の具です。絵具を薄めているわけではなく粘度の低いメディウムを使用しているので強い発色を保持したまま塗ることができます。

コミックイラストでつけペンインクとして使っている人から、そのまま塗りに使う人まで様々です。耐水性なのでリキッドで線画を描いてから上から水彩や透明アクリル絵の具などで塗ってもにじみません。

ベーシックス

初心者向けの安価版です。

※色数は2017年現在のものです。

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