アクリル絵の具を使用し洗った筆は基本的に透明水彩と同じように布で拭います。
ただし、透明水彩は水や洗剤で洗えば落ちますが、アクリル絵の具は基本的に乾いたら落ちません。 一度乾いてしまうと洗って使いなおすことができないため消耗が激しいです。
筆を拭う際、ティッシュは消耗が激しい上に強度が足りないので絵の具への使用は適しません。おすすめなのがウエスなどの布です。
ウエス(語源:Waste)はもともと工場などで使う機械を掃除するためのぼろ布を指します。学校などで使う雑巾とは違い基本ミシンがけなどがされておらず、通常は古着や古布を使っているので水や油の吸収性が良いのが特徴です。
自転車の整備などに使用する人もおり、一般の掃除用具としてもよく使われます。色は白が多いですが柄や色の付いたものも存在します。また、新品の生地で作られているものもあります。
種類は伸縮性に富んでいるメリヤス生地のものから、バスタオルやフェイスタオルのカットから作られるタオルウエスなど様々です。ウエスの布地によっては直接絵の具を付けてテクスチャの制作に使ってもいいと思います。
もちろん自身の着ていただめになった服で切って使うのもアリです。汚れて使えなくなった布は自分の住んでいる地域の指示に従って適切なゴミとして出します。