保護紙を使って丁寧に保存する
保護紙・保護箱を使って複数の作品を丁寧に保存する
アクリル絵の具は、乾いた後でもアクリル絵の具同士が接しているとそこが張り付いて作品同士が取れなくなることがあります。
そのため、作品を複数保存するときは必ずアクリルで描いた画面同士が接しないように保存します。また、保護紙や保存用の箱を使用することで画面同士が接着するトラブルを防ぐこともできます。
ホルベインから販売されている「クッツカーネ(CUZZCANE)」は、シリコーンワックスがコーティングされた保護紙で、画面が乾いた状態で重ねればこの保護紙に絵の具がくっつくことはありません。
収納スペース上どうしても作品の画面が何か物にあたってしまう場合や、展示の搬入、搬出時の梱包などに役立ちます。
紙の販売や企画開発を行っている株式会社竹尾では、保護紙を使った保存用品を販売しています。この保存用品は紙の劣化を促進させる酸性物質などを含まず、光やカビ、ホコリの様な劣化要因からの影響を抑えることができます。
保存用品には封筒や箱、作品と作品の間に挟むための保護用紙も販売されており、これらの保存用品を組み合わせて使用することで内容物の長期保存に貢献します。